「Fahrenheit(華氏)9/11」が公開

マイケル・ムーア監督の話題作「Fahrenheit(華氏)9/11」を観に行ってきた。全米公開2日目の土曜日、朝一番の上映だったが、映画館は満席となり、チケットもあっという間に売り切れた。

週末に約2400万ドルを売り上げ、興行収入トップとなった同作品だが、配給の関係でインディ系や外国映画を上映する小さな映画館でしか上映されていないため、各映画館は未曾有の大混雑を経験しているという。「ハリー・ポッター」や「マトリックス」のようなトップになる映画は、全米3000ヵ所くらいで公開されるのが通常だ。しかし、9/11を上映している映画館はたったの868ヵ所。そのため、映画館ごとの売上は2位以下の映画の4倍近いという。

 
 


上の写真は、私が行った映画館(Edwards University Town Center 6)の様子。ここでよくインディ系の映画を観るが(Super Size Meやボーリング・フォー・コロンバインもここ)、いつ行ってもすいていて、行列を見るのは初めてだった。政治に関心を持つ観客を狙って、選挙登録や各政党への支援を呼びかける人たちもいて、現場はちょっとしたお祭り騒ぎとなっていた。混乱防止のためか、警察がパトロールに来ていた。

この映画がドキュメンタリー作品として史上最高の売上を記録することは間違いなく、ムーア氏はまた自己の持つ記録を塗り替えるだろう。過激な政治映画に賛否両論が寄せられているが、多くのアメリカ人の関心を集めていることは否定できない。

映画の内容については、ほかでたくさん紹介されているので、ここでは割愛する。日本でもこの夏公開されるそうだが、観に行く方は是非ムーア氏のサイトなどを見て予習をしていって欲しいと思った。アメリカではよく知られているが、日本人にとっては馴染みのない人物名や企業名がたくさん出てくる。それから、ボーリンク・フォー・コロンバインのような娯楽性は期待しないほうがいい。ムーア氏はかなりシリアスに、今作品のテーマを扱っている。

2004.06.27